目次
岡田英治
小森龍邦-その思想と行動
小山友康
「福山市人尊重のまちづくり条例」制定の経緯と今後の課題~差別のない、誰もが真に大切にされる社会の実現のために~
沖 和史
聖典解釈法試論―解放運動の問題提起に正対する検証のありかた―
足助安章
大阪の新自由主義的教育改革批判
渡辺拓也
公共空間を生きる人々―長居公園テント村の事例をもとに―
小早川明良
研究ノート:フィクション・演出・反復・沈黙:当事者は当事者たちを聞けるか
小野寺真人
琉球ディアスポラとコスモポリタニズム―詩人・比嘉静観の研究―
コルディレラ人民同盟 事務局長 デクデケン・サラ・キロンガン
広島の地で部落解放と人権政策の確立をめざして闘う皆様へ固い連帯のご挨拶を申し上げます
広島部落解放研究所前理事長 淵上和俊
私と解放教育との出会いと府中事件―それは小森さんとの出会いでもありました―
目次
岡田英治
小森龍邦さんを偲んで
山下直子
部落解放運動と女性の人権
小林健治
メディアにおける差別表現問題の現況と課題
小早川明良
部落差別と生産性言説批判──就職差別に抗して
坂本真司
第三期部落解放運動と差別の記憶
川越道子
女性技能実習生の「闘い」──縫製業で働くベトナム人女性の事例から
中村葉子
釜ヶ崎における「まちづくり」のプロセスと野宿者の追い出し問題
森﨑賢司
広島県の教育現場の実態と課題
沖 和史
「是栴(旃)陀羅」解釈に関する 備後教区方法論の問題(2)
目次
正木峯夫
バラモン仏教批判 Ⅰ、Ⅱ
藤井哲朗
私の同和教育史と今後の課題と方向
小早川明良
被差別の成立と資本主義──彼らがどのように被差別民になったのか
崔 博憲
いま、マイノリティを生きるとは
中田英樹
国家資本主義経済の周辺史に関する移住民の生活史からの再考
青木秀男
転向と非転向の間 ──権力と主体と思想
[歴史資料]
小早川明良 解説
資料1 福山市の未解放の實態
資料2 解放運動・諸活動への参加──差別事件等の闘いの中で
目次
小森龍邦
県連再建五十年を省みて──私と解放と
小早川明良
欧米人研究者の問題研究とオリエンタリズム──アウトカーストと被差別
坂本真司
生活改善活動と農村女性の地位変容
青木秀男
軍都臣民の精神構造──近代金沢の象嵌職人を事例として
宮本ゆき
祝われる原爆開発・消費される被ばく体験
アレス・ブカー・ラクマン 金城真理訳
ヨーロッパにおける移民排除と安全保障・軍事化政策──2015年・2016年におけるスロベニアの難民問題を事例として
目次
内田雅敏
この夏を忘れま8い:安保法制反対運動の展開と今後の展望
政平智春
「『両側から超える』解放運動をすすめるために」を考察する
秋風千恵
ディスアビリティと格闘する
長坂壽一
私たちの死生観に関する私考
崔 博憲
外国人労働者とコミュニティ・ユニオン:技能実習生の実態と広島における支援運動を中心に
安 錦珠
在日高齢女性と社会的孤立:在日集住地域の通所介護施設を事例として
■資料紹介 木下直子
『関釜裁判ニュース』全号記録集:福岡から「慰安婦」問題を見る
目次
■巻頭言 小森龍邦
研究としての解放運動
香渡清則
広島県創立90年と教科書
井上寿美
妊婦健診未受診妊産婦問題からみた子育ち・子育て環境:「親子問題」が露呈される背景要因をふまえて
秋風千恵
障害者が高等学校へ進む道を拓くために
吉崎 一
ハンセン病療養所の将来:長島愛生園と菊池恵楓園の将来構想をめぐる比較分析
安 錦珠
在日韓国・朝鮮人の高齢化と外国人福祉問題:広島市西区通所介護福祉現場の事例を通じて
目次
石原昌家
オスプレイ配備にみる軍事植民地状態の沖縄:ヤマトの沖縄迫害の構造
小山友康
福山市地区実態調査からみえるもの
青木秀男
被差別の貧困のサイクルと下層問題
小早川明良
「被差別の文化」言説の批判的研究:いわゆる門付けの音楽社会学的分析
大倉祐二
生活保護受給者はなぜ増えたか:新たな階級の形成と拡大
田巻松雄
栃木県における外国人生徒の高校進学状況
目次
渕上和俊
研究所創立40周年にあたって
政平智春
解放理論を深めるための宗教的試論
藤井聡之
[参考]同朋三者懇話会の議論と提起:真俗二諦、業・宿業、信心の社会性など
小森龍邦
理論は真実追求と変革のために
■資料紹介
『解放研究』目録
目次
岡田英治
「人権擁護法案」にみる反人権性
山北輝裕
勝ち取ることの背中—野街者支援における「代行」の引き受け
小森龍邦
煩悩論
青木秀男
現代の妖怪—テロリズムの解剖
山本真一
山本政夫研究、その問題意識
■研究部会/活動報告
教育部会 宗教部会 国際部会 広島近代部落研究会
目次
小森龍邦
研究所紀要第十号にあたって
パネラー:金泰九、玉光順正、小森龍邦
■対談「国家を問うー浄土の回復」−わたし自身の人間回復の橋
青木秀男
グローパリゼーションと外国人労働者−外国人労働者をめぐる理論的諸問題
水越紀子
フィリピン女性とフェミニズムに関する一考察−語りの生活世界を事例として
久保田真功
同和地区児童・生徒の低学)J要因の検討–家庭の生活実態と自尊感情に着目して
■研究部会/活動報告
歴史部会 教育部会 宗教部会 国際部会
目次
小森龍邦
今日の思想状況と研究所の課題
奥山眞知
イスラエル・パレスティナ問題によせて─非対称的なカ関係での「土地」と「人」を巡る攻防
森島吉美
今、問われている人権教育─三次市吉岡広小路市長の大いなる錯覚
小早川銀宗
軍港の発展とともに形成された近代初頭からの被差別部落の歴史
村澤昌崇
同和地区児童・生徒の学力の連続と断絶─小五から中三への追跡調査から
コーディネーター 小武正教 パネラー 信楽峻麿 小森龍邦
対談:煩悩と差別
安 錦珠
広島の在日一世の聞き取りから
■研究部会/活動報告
宗教総会 歴史部会 教育部会 国際部会
目次
小森龍邦
解放運動的人間像への序論
コーディネーター 松根 鷹 パネラー 寺木伸明 小森龍邦
シンポジウム「今、部落差別・部落史および部落解放を考える」
石岡 修
教科書攻撃から見えてくるもの
野村浩也
差別・同化・沖縄人
山名洋通 小早川銀宗
近代への転換期の差別意識の位相の一考察
長坂公一
真宗大谷派の宗風をめぐって
■研究部会/活動報告
歴史部会 宗教部会 国際部会
目次
平野美優樹
高校教育現場では
岡田英治
広島・教育への政治介入の本質─「日の丸・君が代」の不合理性が全国へ守りぬいた内面の自由─
政平智春
歴史に学び、今何をなすべきか
大庭宣尊
差別への動機付与をめぐるポリティクス〜ある授業記録の分析をとおして〜
金 賛汀
歴史的事実を直視して
青木秀男
自由主義史観という妖怪
■研究部会/活動報告
啓発部会 教育部会 歴史部会 宗教部会 国際部会
目次
県連理論委員会 教育・啓発部会
人権擁護推進審議会の正体と欺瞞
亘 明志
確認・糾弾会の時間と空間
森島吉美
日常の「語り」と非日常の「語り」の出会いと葛藤─(島根県)「H市土木事務所職員差別発言事件」の確認・糾蝉会に参加して
天野恵一
象徴天皇制の<銭金>問題
金子マーティン
日本人元戦犯の供述書と三光作戦〜「記憶の暗殺者」集団批判〜
新中正晴
中国遺棄毒ガス弾被害者をむかえて
目次
小森龍邦
巻頭言
稲城選恵 小森龍邦
稲城・小森対談 蓮如の果たした役割
玉光順正 小森龍邦
玉光・小森対談 蓮如をどこから視るのか
福嶋寛隆 小森龍邦
福嶋・小森対談 蓮如の評価を巡って
小森龍邦
「蓮如論」抄
城山大賢
親鸞・蓮如論
長坂公一
蓮如の「如」を問う
岩崎智寧
蓮如における女人往生論と性差別
平田美知子
蓮如の女性観に端を発して
毛利勝典
真宗信心の実体化とその問題点─職業的宗教家としての蓮如像─
坂原英見
現代における「王法・世法」考
山名孝彰
蓮如五百年法要を考える─「如来より賜わりたる信心」への誤解─
目次
大庭宣尊
反差別=解放の主体形成と社会啓発─「正しい知識の提供」を超えて
坪田典子
揺れるエスニック・アイデンティティ─エスニック・アイデンティティ再構築過程の分析─
福留範昭
軍隊慰安婦と公娼制度─韓国人・元軍隊慰安婦の証言をもとに─
水越紀子
「満洲」移民政策に見る民族差別
劉 願淑 (訳 安 錦珠)
(翻訳)1930年代日帝の朝鮮人満洲移民政策研究
目次
小森龍邦
解放理論の今日的課題─部落差別・解放運動・解放理論─
藤原ミラ
私たちの活動から
松永小学校 野田泰洋
「在日外国籍児童生徒の進路保障の取り組み」
水越紀子
広島の女性と外国人
坪田典子
日系ブラジル人と地域社会
坂原英見
『儒教的思想』と浄土真宗
『解放研究』は、研究論文を基本とする研究紀要です。本誌は、当研究所の所員はもとより広島県内の学校教員・行政職員・解放運動の方たち、国内の問題関係の研究所・大学内機関、国立国会図書館などの図書館、外国のおもな大学・研究所の日本(学)研究機関に配布しています。
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