シンポジウム:部落問題と資本と国家

Buraku, Capitalism, and the State in Japan(Brill社)刊行記念

 人権確立の社会を目指してご尽力されている皆様に心から敬意を表します。

 さて、国内では、部落差別を資本や国家との関係から理解しようとする視点は、きわめて希薄になっています。一方、国際的には、マイノリティと国家・資本との関係をマルクス理論の文脈で捉える研究が一定の蓄積をもっています。しかし、部落問題は依然として世界的な議論の対象とはなっていません。さらに、学術の世界においてさえ誤解が少なくなく、マーク・ラムザイヤーの論文に見られるように、部落差別の拡大再生産が行われている現状があります。

 Buraku, Capitalism, and the State in Japan は、こうした状況に楔を打つ試みとして、国際的な学術出版社・Brill社から刊行されました。本シンポジウムでは、著者7名をパネリスト(対面とオンライン)として、その問題意識を平易な言葉で共有し、議論をおこないます。多くの皆様のご参加をお待ちしています。

日 時 2026年3月28日(土)13時~
会 場 福山市人権交流センター 3階学習室 (オンライン併用)
(広島県福山市佐波町262-3 TEL.084-951-5700)
パネラー  「 」は論文のタイトル
青木秀男 (NPO)社会理論動態研究所 理事長 「戦略的マイノリティとしての被差別部落民:部落差別と近代日本国家の建設」
黒川みどり 静岡大学 名誉教授 「精神構造としての天皇制と部落問題」
熊本理抄 近畿大学人権問題研究所 教授 「戦後日本における部落差別と同和政策」
妻木進吾 龍谷大学経営学部 准教授 「被差別部落の格差固定化と問題解決の試み」
坂本真司 大手前大学国際日本学部 教授 「部落解放と識字運動:差別に抵抗する記憶」
岡田英治 部落解放同盟広島県連合会 顧問 「部落解放運動と糾弾」
小早川明良 広島部落解放研究所 所長 「軍都における被差別部落の構築と再構築:国家、資本、暴力と権力の主体化」
「小規模被差別部落における停滞と沈黙:存在の抹消と暴力」
参加費 1,000円
主 催 広島部落解放研究所
共 催 (NPO)社会理論・動態研究所
後 援 部落解放同盟広島県連合会 部落解放広島県共闘会議

オンライン参加をご希望の方は、下記のフォームよりお申込ください。

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